こどもの病気について
- 熱性けいれん
- 熱性けいれんは子ども15人に1人の頻度でおこるもので、決してまれではありません
熱性けいれんを起こした子どものうち70%は再発しませんが、30%の子どもは繰り返します
- 熱性けいれん時の対応
- ・通常は5分以内にけいれんは止まり、脳に障害を残すことは非常に稀です
まずは、あわてないで自分を落ち着かせてください
1.最初に顔を横に向け、吐いたものがのどにつまらないようにします。
2.衣服をゆるめ、呼吸が楽にできるようにします。
3.口の中に指や箸をいれないでください。(舌をかみ切ることはありません )
むしろ、入れた指をかまれたり、箸で口の中を傷つけたりします。
4.大声で呼んだり身体をゆすったり押さえつけたりしないでください。かえってけいれんを長びかせたり、激しくすることがあります。
5.けいれんの様子を観察してください。けいれんの種類で良いけいれん、悪いけいれんが区別できます。
①時計を見てけいれんが何分間続いているか。
②手足はつっぱっていたか、ダラーンとしていたか。
③身体の一部分のけいれんか、左右上下ともおこる全身的なけいれんか。
④体温を測定する。
6.熱性けいれんの多くは10分以内に止まりますので、10分間は観察してください。けいれんが10分以内に止まったら、その後診察に来てください。夜中であれば翌日でも構いませ ん。くり返しておこる時には早めの診察が必要です。
7.けいれんが10分以上続くときは自然には止まらないときがありますので受診してください。
こどもの病気について