こどもの病気について
- 手足口病
- 名前のとおり、手のひら・足のうら・口の中に小さな水ぶくれができる夏風邪のウイルスで起こる病気です。
- 原因と症状
- 夏かぜのウイルスの中で、コクサッキーA群ウイルスやエンテロウイルス71型が咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んで感染(飛沫感染)します。
生後6ヶ月から5歳くらいまでの乳幼児がかかりやすいです。
口の中と同時、あるいはすこし遅れて手のひら、足の裏など皮の厚いところに水疱性の発疹ができます。肘、膝、おしりなどにも発疹がみられることがあります。発疹はそのまま吸収されて、一週間以内に治ります。発熱するのは、約30%くらいです。
- 治療
- 熱や喉の痛みをおさえる薬を飲むなどの、対症療法を行います。抗生剤は効きません。
脱水症になっている場合は、点滴が必要な場合もあります。
口の痛みが強くて水分もあまり飲まない時、高い熱が3日以上続く時、元気がなくなってぐったりしている時は、病院に受診しましょう。
こどもの病気について