桜坂なかやまこどもクリニック

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2014.10.22
[カテゴリ]講演会
講演会-アトピー性皮膚炎

~国立成育医療研究センターの大矢 幸弘先生の講演でした。
乳児期の湿疹と食物アレルギーはオーバラップすることがあり、食物抗原による感作が原因のひとつと考えられること。
食物感作を防ぐことでアトピー性皮膚炎やそれに引き続くアレルギーマーチを防げるのではないかという仮説が立てられていますが、アレルギー発症予防が可能であるかにつき、免疫系の制御としての、(1)アレルゲンの回避、(2)腸内細菌叢の制御、(4)母乳栄養、家畜やペットの飼育、また、皮膚バリア系の制御としての、(5)軟水による皮膚PH対策、(6)保湿剤によるバリア強化、のうち明らかに有効だったのは保湿剤塗布のみであった、との内容でした。



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